
UFCライト級王者イリア・トプリアは、アルマン・ツァルキアンをまったく脅威とは考えていない。
ライト級の上位コンテンダーの中では、ツァルキアン(MMA戦績22勝3敗、UFC戦績9勝2敗)が新王者トプリア(MMA戦績17勝0敗、UFC戦績9勝0敗)にとって最も厳しい試練だと見る識者も多いが、本人はそれを完全否定。代わりに、パディ・ピンブレット(22勝4敗、UFC 7勝0敗)の方が大きなチャレンジだと語っている。
■ツァルキアンの過去の失態を批難
トプリアは、ツァルキアンがUFC 311でのイスラム・マカチェフ戦を前日に負傷欠場したことを強く批判した。
「ツァルキアンは全員の中で一番簡単な相手だ。パディよりもよっぽど楽だよ」とトプリアは最近の記者会見で発言(出典:Championship Rounds)。
「本当に意味が分からないよ。世界タイトルのチャンスが目の前にあるのに、『背中が痛い』とか言って試合から逃げるなんて、信じられない。理解できない。俺だったら腕がなくても戦う。気にしないよ。彼は明らかにメンタルの面でチャンピオンレベルにいないんだ。」
■ツァルキアンの主張「あいつの対戦相手は全員全盛期を過ぎていた」
一方のツァルキアンは、トプリアのこれまでの圧倒的な勝利にも疑問符を付けている。トプリアは直近の試合でアレクサンダー・ヴォルカノフスキー、マックス・ホロウェイ、チャールズ・オリベイラの3人を立て続けにノックアウトしてきたが、ツァルキアンはこう語っている。
「あいつはこれまで簡単な相手としかやってない」
「確かに実績あるファイターを倒したけど、全員ピークを過ぎていた。5年前のヴォルカノフスキーとやってたら、あいつは食われてただろう。今のヴォルカノフスキーはもう歳をとっていて、打たれ強さも残っていない。」
なお、UFC 317でトプリアが王座を獲得した際、ツァルキアン、ゲイジー、ピンブレットの3人とも観戦に訪れていたが、フェイスオフの機会を与えられたのはピンブレットだけだった。
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