
アレックス・ペレイラはUFC 320後に大きな計画を持っている。
土曜日の夜、ペレイラはライトヘビー級タイトルを取り戻し、再戦でマゴメド・アンカラエフをノックアウトした。
■ミドル級王者チマエフも対戦を表明も…
この勝利により、ペレイラは再び205ポンド級の頂点に立ち、「ポアタン」の次なる挑戦が何であるかという質問が即座に浮上した。カーロス・ウルバーグが次の挑戦者に見えるが、ミドル級王者カムザット・チマエフもその会話に加わろうとしたものの、ペレイラにとってはどちらの対戦も魅力的ではないようだ。
「お祝いしてくれてありがとう。でも、僕が欲しいのはスーパーファイトだ」とペレイラはUFC 320の試合後記者会見で語った。「ヘビー級で戦いたいんだ。」
■ヘビー級への挑戦
今年の初め、アンカラエフにタイトルを奪われる前、ペレイラはヘビー級に移行し、別のタイトルを狙ってUFC史上初の三階級制覇を果たすことを公言していた。しかし、その計画はアンカラエフとの初戦後に頓挫したが、今回再びトップに返り咲いたことで、その野望が再び現実味を帯びてきた。とはいえ、ペレイラはトム・アスピナルとシリル・ガーヌの間で行われる予定のヘビー級タイトル戦を求めているわけではなく、別の相手に目を向けているようだ。
「全ての敬意を払って、状況には十分に尊重しているけれども…ホワイトハウスでジョン・ジョーンズに挑戦を申し込もうと思っていたけど、あの出来事があって、今はそのタイミングではないと思う」とペレイラは語った。
■ジョーンズの家族の不幸に考慮
ジョン・ジョーンズは今年初めにヘビー級ベルトをアスピナルとの統一戦でかけることを決めず引退したが、UFCホワイトハウスカードが発表されると、ジョーンズは短い引退生活を終わらせ、そのカードへの出場を希望し始めた。
ジョーンズの兄であるアーサー・ジョーンズが今週亡くなったため、ペレイラはジョーンズに挑戦することを控えたが、それでも次の対戦相手としてジョーンズを希望していることは明らかにした。
「僕が欲しいのはスーパーファイトだ。それはホワイトハウスでジョン・ジョーンズとの戦いだ。それがスーパーファイトだ。」
■ジョーンズ戦の実現可能性
この対戦が実現するかどうかは、まだ不確定な問題だ。UFCのCEOであるダナ・ホワイトは繰り返し、ジョーンズをUFCホワイトハウスカードでブッキングすることに信頼を置けないと語っており、その上でペレイラがライトヘビー級のベルトを取り戻した今、ヘビー級での挑戦を追い求めることに対してあまり乗り気ではないようだ。しかし、ペレイラはその点について問題ないと示唆している。
「それは必要ないと思う」とペレイラはタイトルを放棄することについて言及した。
「みんな僕がどれくらいの頻度で戦っているか知っているから、ライトヘビー級王座返上は必要ないと思う。」
UFCはチャンピオンがタイトルを保持したまま階級を変える事に対してますます消極的になってきている。そのため、UFCがペレイラに次のライトヘビー級防衛戦を求める場合、ペレイラはそれに応じる意向があり、誰が相手でも問題ないと考えている。
ペレイラは次の対戦相手を尋ねられて答えた。「ベストな相手とやる。誰でもベストな相手とね。」
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