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MMA TRANS

海外MMA情報翻訳、海外のMMAをわかりやすく日本語で。

ブライアン・スタン×CMパンク インタビューレポート

先日行われたUFCfightNIGHT MAIA vs CONDITのなかでコメンテーターのブライアン・スタンがCMパンクへのショートインタビューを行っていました。

 

ーースタン「パンク、君の大一番まであと2週間に迫った。ドキュメンタリーを観る限り、まだ自分の成長に満足はできていないようだね。現在の自分についてどう感じてる?」

 

パンク「決してハッピーってわけじゃないよ。常に良くなるよう努力はしてるけどね。初めての戦いに必要な武器は揃ってるよ。」

 

スタン「以前はレッスルマニアで多くの観客の前に立っていたけど、MMAを2週間後に控えて不安や緊張は感じるかい?」

 

パンク「ああ、戦うってことに関してナーバスになってるよ。けど観客とかテレビカメラとかスポットライトが自分に影響するとは思ってない。ブーイングとか声援とかもね。戦うことに関してだけ神経質になってるよ。けど人生には付き物だし、やるしかねえって感じだ。」

 

スタン「昨日(パンクの対戦相手の)ミッキー・ガルと話す機会があって、『CMパンクにスターにしてもらうチャンスを与えられた。どんな方法であれ自分はUFCに来て戦えることになった。パンクの時間はすぐに終わるよ。』と話していたよ。」

 

パンク「良いね。そういうのはファンにウケるし。殴り合ってどっちが真の男か競い合う。俺はスターになりたいからじゃなくて、ただやりたいからやってる。スターになることで彼の頭がいっぱいになってるならそれは俺に有利かもね。」

 

スタン「ミッキーの試合を見る機会があったと思うけど、勝つための作戦は?」

 

パンク「プレッシャーをかけることだ。。彼は素早いけど、今までの対戦相手はうまく彼に圧力をかけていなかった。それが僕の作戦だね。」”

 

全体的に落ち着き払ったパンクが印象的でした。余裕の現れか、不安の裏返しか…。

あくまでプロレスラーとしてではなくプロファイターとしてオクタゴンにあがるようですね。

注目のWWEスターのデビューまで残り2週間!!

なぜマクレガーvsネイト2はドローではないのか?マクレガーネイト戦を通して観るルール改正後のUFC。

現地時間8/20に開催されたUFC202でのコナー・マクレガーvsネイト・ディアスの一戦。結果は判定2-0でマクレガーがネイトへのリベンジに成功しました。

しかしながら1、2Rでの圧倒的なスタンドでのパフォーマンスよりも3R以降の失速ぶりと、ネイト・ディアスのタフネスさの方が強い印象を残したというのが素直な感想。「完全復活!」ではなく「薄氷の勝利を掴んだ。」マクレガー。3R終了後のインターバルでの弱気な表情が今後のマクレガーを暗示していなければ良いですが…。

 

twitter.com

 

Twitterではこのような意見も。たしかに。)

 

ところで5R終了時、素晴らしい試合に興奮する一方で私の頭にふとよぎる不安がありました。

 

「この試合はドローになってしまうのではないか?」

 

1、2Rは10-9でマクレガー。5Rは10-9でディアスで大方の人は納得でしょう。

4Rは微妙ですが効果的にボディーを攻め、ネイトを後退させてテイクダウンも防いだことでマクレガーでまあいいでしょう。

UFCのジャッジ3名もこの採点は共通でした。

 

問題は第3R。ネイトがとったことは間違いないですが果たしてこのラウンドは10-8ではないのか?

実際、UFCのジャッジのうち第3Rネイトに10-8をつけたジャッジは1名。(他2名は10-9)

 

焦点は3R4分過ぎのマクレガーをフェンスに釘付けにしてのネイトのラッシュがどのように評価されるか。マクレガーは防戦一方になったもののダウンはせず、フィニッシュ寸前という表現は当てはまらない感じがします。ですがもし仮にあのシーンがなかったとしても、何度もネイトのストレートを喰らい背中を向けて逃げるマクレガーがラウンドを落としていたのはほぼ確実。加えてあのダメ押しのラッシュで10-8の印象を自分の中では持ちました。

 

結局ジャッジの主観によって採点は決定するので、10-9でも10-8でもおかしくないラウンドで、たまたま10-9が2人いたということ。

特におかしな判定でもなく、私の頭によぎった不安も杞憂に終わりました。

 

ではもし仮に、この試合が2017年1月1日以降に行われていたとしたらどうなるか?

数日前にこのような発表がMMA界でありました。

 

twitter.com

 

MMA IRONMANさんの記事によれば、

 

”10-8はジャッジがダメージ、ドミナンス(優位性)、デュレーション(持続時間)の3つのうち2つが存在したと評価した場合に考慮され、3つ全てが存在した場合は10-8を採点しなければいけない。

 ダメージは、選手が対戦相手に大きなダメージを与えた場合はラウンドでの優位性がなかったとしても評価しなくてはいけない。ダメージには腫れや裂傷といった視覚的なものも含まれる。打撃やグラップリングによってエネルギー、自信、能力、戦う姿勢を減退させたことも評価される。

 ドミナンスは、そのラウンドでの打撃戦で劣勢の選手が防戦一方となりカウンターやリアクションをできなくさせたことや、グラップリングで有利なポジションを取り、サブミッションなどでフィニッシュを仕掛けていることを指す。有利なポジションを取っただけではドミナンスと評価されない。

 デュレーションは、選手が対戦相手を効果的に攻撃やコントロールをし、ほとんど攻撃させなかった時間を指す。ジャッジはラウンド中にどちらが多くの時間を攻撃やコントロールしたかによってデュレーションを評価しなければならない。これはスタンドとグラウンドの両方に言える。”(MMA IRONMAN: 2017年1月1日から北米のMMA統一ルールが変更 文中より引用)

 

ちなみに10-7という採点も存在し、ジャッジが止めても良かったと判断するほどのダメージを持続的に負わせた場合、稀につけられる可能性もあるとのこと。

(クリス・ワイドマンvsルーク・ロックホールドでの第3Rなどがこれに当てはまるでしょうか)

 

マクレガーvsネイトの第3Rをルール改正後の視点で見ると、

ダメージ:○(ダウンは取れなかったものの背中を向けて逃げさせ、終了前の滅多打ちでエネルギー、自信を奪ったので)

ドミナンス:○(同じくラウンド終盤でマクレガーがフェンスに詰められ防戦一方となったため)

デュレーション:△(ディアスが打撃でラウンドを支配したが、全体で見ればマクレガーも攻撃は返していたので)

 

となります。あくまで私の主観ですが。

こうなれば3人中少なくとも2人は10-8をつけ試合がドローになることも十分考えられます。

 

つまりルール改正で選手が2P失わないために注意しなければならないことは

 

・いい打撃をもらってラウンドを落としたと感じても流さず手は出す。デュレーションを落とさないために。

・ボコられてる最中でもカウンターを狙う素振りを見せる(無理だろうけど…)。間違っても棒立ちにならない。

・試合中はポーカーフェイスを保つ。疲れた顔ややる気なさげな態度は印象ガタ落ち。

 

という感じでしょうか。

ネイトマクレガー戦のみを通して見ても、ルール改正が選手、試合結果に与える影響は大きそうです。

 

より一層、休むことの許されなくなる(かもしれない)ルール改正は2017年1月1日から執行予定です。 

UFCドキュメンタリー『THE EVOLUTION OF PUNK』第1回

ついにUFC203でデビューを控えたWWEスターのCMパンク。アメリカではパンクを追ったドキュメンタリーがFOX SPORTSで放送され、ファイトパスでも配信されています。

今回はその第1回を、ファイトパスに入っていない、入ってるけど観る時間がない、観たいけど英語だから観る気が起きない、という方々のためにおおまかではありますがレポートしたいと思います。

(画像は全てUFC FIGHT PASSより)


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ナレーションからスタート。

インタビュアー「WWEスターのCMパンクがUFCと契約しました。数ヶ月でUFCで戦うレベルのファイターになれる?」

評論家「これはWWEじゃない。NOだ。そんな考えだと痛い目にあうよ。」


マイケル・ビスピンも「間違った判断。(プロファイターが)いかに速くていかにタフか身にしみることになるよ。」と批判的。



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ツイッターでは現役選手たちから驚きの反応。


UFCの会場でジョー・ローガンからのインタビュー。

ローガン「新しいキャリアへの不安は?」

CMパンク「新しいキャリアを踏み出した。UFCにきて戦うことをみんなに尊重してほしい。」


車を運転するパンク。

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パンク「頭の固いやつらはプロキャリア0戦の俺がUFCにあがるのは間違いだとか不公平だとか言ってる。俺は何かの黒帯じゃないし、やらなきゃいけないことは多い。けど観てる人に何か感じてほしい。

俺はガキの頃からのけ者だったし、周りに馴染めなかった。世界中に俺みたいな奴らがいるだろう。他人に『無理に決まってる』とか何かをやる前から言われてる奴らが。

そいつらが俺の事を観て勇気づけられるなら、俺も少しは価値のある人間だと実感できるだろうな。」


なかなか泣かせるパンクさん。

シカゴからウィスコンシンまで練習のために3時間のドライブ。

「昔は真夜中に5時間運転とかしてたから問題ないよ。」と運転は苦ではない様子。


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ついにMMAの練習風景へ。ジムは「ROUFSPORT」。

WEEK1はキックの練習風景。やはりぎこちない。

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コーチに「思いっきり殴りたいだろうが、ガードを忘れるな」と守りの重要性を説かれる。


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奥さんにドーナツを買って帰る優しいパンク。

パンク妻「怖いから試合の時は目をつむってる。けど100%サポートするわ。」

仲がいいことがうかがえる。奥さんもWWE出てたんか。


WEEK3。冒頭に打撃のマススパーの映像が少し入るがやられまくりでパンチは届かない。ホントに素人レベルなんだなあ…。

この日は元ライト級王者のアンソニー・ペティスとも練習。ケージレスリングを教わる。

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ペティス「俺が始めた頃は、ディテールよりも結果を重視した。結果を追い求めればディテールはついてくる。ディテールは10人いれば10通りあるしな。」

とアドバイス。つまり小手先のテクニックよりガムシャラに動くことが重要らしい。


再び移動中の映像。

パンク「ガキの頃、クリスマスに周りはいろんなプレゼントをもらってた。けど俺の両親がクリスマスに持ってるのはタバコのカートンと酒。『なんで子供のことより自分を優先するんだ?』って思ってて、家に帰らなくなったよ。学校でものけ者だったけど、15の時にプロレスに出会って、これだって思ったよ」


荒んだ家庭で育ったパンク。


ファンとのサイン会での映像では、高校生くらいのファンの女の子にハグ。

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女の子の父「娘はあなたのことを尊敬してる。いい模範になってくれて感謝してるよ。」


パンク「ああいう話を聞けるのは嬉しいね。俺がこの競技をやってるのは100%自分のためだけど、そういう影響を与えられるのは嬉しいよ。」


WEEK6。現在onefcで戦うベン・アスクレンとも練習。アスクレンにプロレス技をかけられて笑うパンク。和む。

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WEEK8。初の実戦形式のスパーリング。相手はクレイグという6勝2敗のプロのウェルター級選手。6勝2敗って強くね?

スパーリングといいつつギャラリーも多く緊張感漂う。

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ヘッドギアもなし。スパーリングってかもう道場破り対道場主みたいな見守られっぷり。


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パンクの顔も真剣そのもの。


途中腕十字を逃げて見せ場を作るも、3R通してテイクダウンされ、チョークと腕十字で2度タップを奪われるパンク。


コーチ「勝利するか、学ぶかのどちらかだ。」


パンク「自分の現在地がわかったよ。舐めてたわけじゃない。今日が最初の3Rだ。毎日進んでいくし、試合の時には勝者になるさ。」


ドキュメンタリー第1回はパンクの生い立ちと初めての実戦形式のスパーリングで終了。

やっぱこういうの観ると感情移入するし、応援したくなりますね!

WWEは全然詳しくないですが、パンクさんは真面目で優しい人って印象でした。


ではまた次回!

CMパンク「勝てると確信してる。人生で一番自信に溢れてるよ。」

mmafightingより、UFC203でのデビュー戦を控えたCMパンクに関する記事。(2016/8/16)

 

www.mmafighting.com

 

”かつてのWWEスーパースターのCMパンクのUFCデビュー戦がいよいよ来月に迫った。FOX SPORTS1では「The Evolution of Punk」と題し、パンクの物語や練習を4回にわたり放送する。昨夜放送された第一回ではパンクが自身とUFC203後のプランを語った。

 

パンク「全部試合結果次第だよ。もちろん基本的には練習を続けてできるだけ早く次の試合をしたいと考えている。一方でカブスの試合を観に行きたいと願ってる自分もいるよ。だからその夜次第だ。」

 

パンクはWWEのスター選手として知られていたが、2014年初頭にマネージメント上の問題で会社を離れ、ダナ・ホワイトのラブコールを受ける形でUFCと契約。2015年デビューの予定だったが怪我で延期された。怪我の完治したパンクの相手はMMA2勝0敗のミッキー・ガルという24歳の若手だが、パンクは自信満々だ。

 

パンク「正直、自分の勝ちに疑いはないね。これほど自信に満ちたことはないよ。(試合後は)ビーチで少しの間妻と休暇をとることになると思うけど、速攻で飽きて練習したくなるだろうね。早く次の試合がしたいってね。」”

 

原文最後の

「You get grinded down in the middle of the week.You gotta learn how ti balance things out.It's difficult but I loveit so much it almost makes it easy.I'm just having the time of my life.」

という言葉をうまく訳せませんでした…。どういう意味でしょうか?

 

ともあれ、来月に迫ったパンクデビュー戦。今のところアンダードッグのパンクですがどのような結末を迎えるか楽しみです。

UFC205でティム・ケネディとラシャド・エバンスが対戦か

mmamaniaに以下の記事。(2016/8/15)

www.mmamania.com

“Flo Combatによると、11月12日にニューヨークシティで開催されるUFC205でティム・ケネディ対ラシャド・エバンスのミドル級ワンマッチが組まれる予定。

長くライトヘビー級で戦ってきたエヴァンスのミドル級デビュー戦であり、ライアン・ベイダー、グローヴァー・テイシェイラに連敗しているエヴァンスにとっては新境地開拓の一線となる。

一方現ミドル級王者マイケル・ビスピンに勝利したこともあるケネディだが2014年9月27日に行われたUFC178でのヨエル・ロメロ戦以来の試合。

2年間のブランクを経てMMA界に完全復帰するためには、エヴァンスを倒す必要がある。”

 

ケネディの戦績(sherdogより)

Tim Kennedy MMA Stats, Pictures, News, Videos, Biography - Sherdog.com

エヴァンスの戦績(sherdogより)

Rashad "Suga" Evans MMA Stats, Pictures, News, Videos, Biography - Sherdog.com

ケネディはロメロに負けるまで4連勝。ロメロ戦の前にはビスピンに判定勝利しています。

 

こちらはヨエル・ロメロ戦直後のケネディのインタビュー。かなりの怒りと失望を感じます。(MMA IRONMANさんのブログより)

 

MMA IRONMAN: ティム・ケネディ「この世界にウンザリしてるし特別なことでもない限り試合をすることはない」

 

いずれにせよ、ミドル級のトップコンテンダーであったケネディの復帰は嬉しいニュース。

試合展望ですが打撃の破壊力に勝りレスリング力もあるエヴァンスに対して、ケネディテイクダウンできるかがポイントになる一戦。なんとなく判定になりそうな予感。

 

デメトリアス・ジョンソン「PRIDEルールで試合がしたい」

BLOODY ELBOWが以下の記事。(2016/8/15)

http://www.bloodyelbow.com/2016/8/15/12477932/ufc-demetrious-johnson-not-a-fan-of-new-proposed-grounded-opponent-rule


UFCフライ級王者のDJがグラウンド状態での蹴りのルールに関する質問にコメント。(現在のルールでは片手を床についた相手への頭部への蹴りは反則だが、両手をついた場合のみ反則にする案が提案されている。)

DJ「片手を床に置いて攻撃を防いでる奴らはバカバカしいし、本物の格闘家とは言えないね。肘よりも踏みつけやサッカーボールキックを有りにしたほうがいいよ。寝てる相手への肘は簡単だけど、蹴るのは凄く難しいからね。だから両手をついてるというよりグラウンド状態で蹴りを有効にしてほしい。同じことだしね。僕は食らいたくないけど笑」


またPRIDE同様にイエローカード制度を導入してほしいとし、以下のコメントも。


「PRIDEの素晴らしかったところは最初のラウンドが10分だったことだ。10分あればいろんなことが起こるし、仕留められなくても2、3Rで5分ずつ与えられるしね」


10分ルールやグラウンド状態での蹴りがすぐに解禁される見込みは今のところないが、イエローカードについては検討されている。グラウンド状態でのルールに関しても、見直す時期にあるのかもしれない。


DJの次戦は12月。TUF24の優勝者と対戦する予定だ。”


TUF24には日本から扇久保博正も参戦。


サッカーボールキックはともかく、グラウンド状態での膝蹴りが解禁されれば戦略的に大きな変化を強いられることは必至か。最近のUFCではガブり状態からはほぼバックをとる攻防に終始することが多いため、特に4点ポジション。

まあ解禁されればの話ですが。